翠ヶ丘自治会1区区長の日記

自治会とは何か?私もわからないのですが、区長になることになりました。区長としての活動を記録し、自治会を紐解いていきたいと思います。

歳末パトロール

拍子木を叩きながら「火の用心」とやる夜間のパトロールです。

19時半に自治会館に集合し、警察の方の講話を聞いて20時過ぎにスタート。自分の区内のいつものパトロールコースを一周します。平日の夜ということで男性陣は皆仕事で間に合わず、女性の理事、班長ばかり6名ほどで実施。

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以前は、もっと遅い時間(23時頃)に実施したり、2回パトロールしたりとか、そばやお汁粉を用意したりとか大がかりだったようですが、最近は簡素化されて早い時間に1度だけ、全員にペットボトルのお茶を配って終了です。

拍子木は楽器でした。いい音で鳴らすのは私には難しかったです。力まずパキーンと打てばいいのですが、結構重量もあるのでつい力が入ってしまい「ガンッ」という音になってしまいます。

警察によると最近は軽犯罪よりも振り込め詐欺(この呼び方がよくないと思う。内容を聞くと本格的な恐喝や金融系の詐欺だし)が問題らしい。この自治会の地区は被害金額で県下ワーストとのこと。

行事が目白押しの12月

12月は定例で入ってくる予定に年末の予定が追加されて、毎週のように自治会行事が組み込まれています。

12/6 午前 餅つき

12/6 午後 町造り防犯パレード

12/7 発電機点検

12/8 1区防犯パトロール

12/13 防災訓練(消火訓練)

12/14 翠ヶ丘公園清掃

12/18 理事会・忘年会

12/22 1区パトロール

12/25 歳末パトロール

写真は防犯パレードと防災訓練です。

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駅近くの公園に集合し、駅までを往復30分にも満たない練り歩きです。

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自治会に配備されている小型ポンプとスタンドパイプを使った消化訓練と初期消火用のボール型の消火剤を使った消火訓練です。

 

どの行事も例年やっているから今年もやります的な感じで、その行事の意味や効果などは言及されません。全員がアマチュアなのでそういうことを考える土壌もスキルもなく、仕方ないのかなぁと思います。

自治会活動というサークル活動のような感じでユルユルです。

改善しようとは思いません、構造的にそういうものなので。

実効を求めるのであればお金を集めて別のプロに頼んだ方がよっぽど効率的です。そのお金集めには今の自治会システムは結構使えるかもしれません。

防災訓練

今日は翠ヶ丘自治会の防災訓練でした。自治会独自に防災訓練を実施しているところは少ないようです。

震度5強地震の発生を想定して、会員の安否確認と避難訓練を行いました。

区長は区の防災隊隊長となるため、災害発生と同時に一時避難場所に防災隊本部を設置、各班からの安否確認報告を受け、それをまとめて自治会の防災隊本部に連絡します。

初めての体験でしたが、無線を使って本部とやりとりをしたり、なかなか本格的で結構楽しかったです。

自治会の存在意義の最大のものがこの災害時の対応だと思っています。翠ヶ丘自治会は、現自治会長がその意識が強く、他の自治会とは比較にならないほど防災や災害対策に注力しています。

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公園清掃

各区持ち回りで、それぞれの区で年4回ほど自治会内の公園の清掃を行います。

公園そのものは市の管理しているもので、本来であれば市が清掃も行うものだと思うのですが、なぜか自治会に委託され、ボランティアで掃除しています。

管理責任者である市の仕事の多くを自治会が担っています。(ゴミもそう)

自治会で遂行すると全部ボランティアになってしまうので、その仕事に対しての責任が希薄になりますし、今の時代、それを率先してやってくれる人はほとんどいません。

こういう性善説に基づいたナアナアなシステムを継続していくのはそろそろ限界(自治会メンバーの高齢化も含め)ではないかと思います。

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1区防災・班長会議

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避難訓練の要項の確認のための防災会議と、自治会への入会促進のための調査依頼の班長会議を開催しました。
1区は自治会館が遠いので、毎回近くの公民館の会議室を借ります。
防災会議の出席者は、区内防災隊のメンバーで、救出救護や初期消火などの特別な仕事をお願いしている方と、各班の防災リーダーから構成されていて、防災リーダーは班内の安否確認や連絡を行いますので、通常班長にお願いしています。

皆さん、とても真面目で無断欠席はほとんどありません。
でも、なんとなく積極的ではないというか、やらされている感がそこはかとなく、です。


他の自治会のことは知りませんが、この翠ヶ丘自治会は会員の自治会活動に対する意欲がかなり希薄な感じです。地域への愛が足りないって気がします。理由を考えてみました。

1.
翠ヶ丘自治会は会員数が非常に多い(5000人)ので、ひとりひとりへの期待度がとても希薄です。自分がやらなくても誰かがやるよね、という雰囲気が充満しています。

2.
駅に近く、また商店街などもないので、住民の多くは都内などに通勤しているサラリーマンです。そのため、利便性のために住んでいるような人が多く、地域との接点を持っていない人が多いです。


まぁ、自分もそう考えている内のひとりだった訳ですが、これでは活動も先細りなので、何か考えないとなぁと感じた会議でした。

防犯パトロールにも慣れて

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パトロールも随分慣れて、気楽に回れるようになりました。
夏の間は16時から、冬期は15時からと時間が決められています。
小中学校の登下校に合わせるとか、夜間とか、もう少しパトロールが有効な時間帯にしたらとも思いますが、なかなかそうも行かないようです。

自治会の仕事は基本ボランティアで、また参加する人も様々ですので、あまり生産性の高い、効率の良い仕事のスタイルにしてしまうとその仕事ができない人がたくさん出て来てしまいます。
誰でも参加できるように、仕事の内容はそれなりでなければならないと気付きました。

競合する相手が居る訳でも、利益を追い求める訳でもないので、効率化は無用なのです。質も効率も悪くても、最低限で稼働するシステムを維持していくということがある意味重要で、だからこそ、毎年同じことの繰り返しをしているのだと思います。

敬老の日

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毎年、自治会からも米寿、白寿のご老人にお祝いを差し上げているとのことで、福祉部部長と一緒にお宅に訪問しました。

うちの区では米寿が2名、白寿が2名。いずれもご在宅だったので、ものの15分で回り終えました。

白寿、つまり99才というかほぼ100才のご老人を目の当たりにし、会話をするなどというのは初めてのことで、かなりの驚きでした。と共に自分もそこまで行けるかもしれないという希望が持て、実に敬老の日らしい敬老の日でした。