自治会加入促進
私の住んでいるマンションは、全戸無条件で自治会に加入させられています。
年会費を管理費から直接支払っています。
先日のマンションの総会で、「自治会に加入している意味があるのか」と質問がありました。私は区長として「ない」と答えました。
マンションの場合、ゴミ捨ても自らの管理ですし、防災に関しても独自の備蓄倉庫があり自治会に依存する必要がありません。強いて言えば、自治会に加入していないと地方自治体からのお知らせ等が来ないということくらいです。
そんな折、この幟です。
苦しいなぁと。
マンションでは近所どころか、上下左右にどんな人が住んでいるのかすら知らない場合がほとんどです。利便性のために住んでいるだけで、この地域に住んでいるという意識はありません。
自治会の組織や活動は、この土地に住み、近隣(徒歩、自転車で通える距離)で働いていることが前提となっているようにみえます。
遠方で働き、早朝に家を出て帰宅が深夜という、普通のサラリーマン世帯とは全く相容れません。
結果、自治会活動は、リタイヤした老人が担うことになり、それも高齢化のため人的リソースが枯渇し始めています。
そろそろ、自治会をリニューアルする必要があると真剣に考えています。
今のメンバーが健在の内に、次世代の自治会に変貌させなければ、たぶん、今の自治会は消滅します。